内科は胃潰瘍・胃がん・大腸がんなどの胃腸疾患の内視鏡検査を伴う入院が最も多く、消化器内視鏡センターが中心となって診断治療をおこなっております。
狭心症等の高齢者による心不全治療も多くなっており、心筋梗塞などの急性冠症候群に対しては緊急カテーテル検査・治療を行っております。
高齢者では死因の第1位は呼吸器感染症です。高齢者の肺炎による入院も多く、肺炎・気管支炎に対する迅速・適切な診断と治療に努めています。
透析入院による透析の他、外来透析も実施しており、急性腎不全など緊急透析を要する病態にも対応しております。
令和2年度より、血液内科疾患に対して常勤医師による対応をおこなっております。

外科は消化器外科を中心に診断・治療をおこなっております。疾患別の入院患者数の割合では大腸疾患の患者さんが多くなっております。

整形外科は、整形外科2次救急病院（入院、手術に対応可能で、大阪府から指定されている病院）であり、外傷・骨折の患者さんが多くなっております。

形成外科は主に顔面や体の表面に生じた、病気や外傷による変形や組織損傷を治療する外科です。必要に応じて他科との連携を行い治療をおこなっております。

眼科の入院患者疾患では白内障が最も多くなっており、幅広い疾患について対応が可能です。多少点眼内レンズを用いた水晶体再建術や前眼部三次元画像解析等の先進医療にも対応しております。

耳鼻咽喉科疾患別の入院患者数の割合では、鼻涙管閉塞による慢性涙嚢炎（泣いてもいないし眼の痛みもないのに常に涙が出て止まらない）の患者さんが最も多く、そのような患者さんに対して鼻内から行う手術（涙嚢鼻腔吻合術）に力を入れております。次いで多いのが慢性副鼻腔炎の患者さんで、基本的に内視鏡を使用した手術（内視鏡下鼻内手術）を施行しております。慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎・外リンパ瘻といった疾患、耳下腺腫瘍・顎下腺腫瘍・甲状腺腫瘍などといった良性腫瘍の手術も可能です。安全で可能な限りの短期入院にて治療を目指しています。

蜂窩織炎、帯状疱疹、尋常性乾癬、天疱瘡など皮膚科一般診療の他，血管肉腫などの皮膚腫瘍、希少疾患や内臓疾患と関連した皮膚疾患も見逃さない診療を目指しています。形成外科との協働ができる強みを十分に発揮すべく高齢者皮膚腫瘍センターを設立しており、高齢の方の皮膚腫瘍に関して、診断、治療、アフターケアはもとよりセカンドオピニオン、再発症例、年齢を考慮した緩和的治療、非観血的治療をおこなって参ります。

泌尿器科は腎・尿管・膀胱・尿道・前立腺・精巣の腫瘍、尿路結石や排尿障害、感染症に対して診療・治療をおこなっております。疾患別の入院患者数の割合では膀胱がんの患者さんが多くを占めております。