刺青分割切除
刺青分割切除とは?
人の皮膚は伸びる性質があり、一度縫合すると周りの皮膚は傷に向かって引っ張られ、3〜6ヶ月程度で傷周囲の皮膚は伸び、次第に余裕が出てきます。1回で取りきれないような幅広の刺青・タトゥーや、1回で取ると傷が大きく目立ってしまう大きな刺青・タトゥーを平均3回程度(2回~5回)にわけて切除していきます。個人差はありますが、3か月〜遅くとも半年の期間をあけて2回目の手術が可能です。
レーザー治療は傷が残らない反面、通院回数は一定以上必要で、回数が増えると予算も増えてしまいます。分割切除による刺青除去は傷跡が残りますが、刺青・タトゥーを確実に、かつ計画的に除去できるという意味では刺青除去の一つの選択肢となります。特に入学や就職が決まっていて、この日までに取らないといけない方などの期限がある場合に第一選択となることが多い治療方法です。
*切除・分割切除による刺青除去・入墨除去・タトゥー除去(2回切除の場合)
刺青分割切除はこんな方に適応
- ある日までに刺青がなくなっていなければならない方
- 確実に終了する回数が前もって分かっていないと気がすまない方
- 少しでも刺青を入れていたという事実が残る可能性があるレーザー治療が嫌
- 傷は気にしない方
概要
- 麻酔:局所麻酔
- 所要時間:1回の手術あたり30分程度
- 洗顔・シャワー : 創部濡らさなければ、当日から可能
- 施術費用は1回あたり8〜15万円(税抜き、大きさによる)
副作用・ダウンタイム
- 内出血、腫れ、感染、疼痛
- 傷、瘢痕、ケロイド
- 知覚鈍麻