ピコウェイによる刺青除去
ピコレーザーについて
ピコレーザーとは、ピコ秒(1ピコ秒=1兆分の1秒)という短い時間
レーザー光を照射する機械です。照射時間が短いため、最大出力が大きくなり、
色素斑などのメラニンに対して、瞬時的にエネルギーを与える事ができ、熱作用がないため結果的少ない回数での色調改善が期待されています。
また、レーザー照射後の副反応(炎症反応や色素沈着)を軽度に押さえられる事が可能と考えられています。
当院のピコレーザーはアメリカのシネロンキャンデラ社製のPicoWay導入しており、厚生労働省の薬事承認、米国商品医薬品局(FDA)の了承を受けています。
ピコウェイによる刺青除去の特徴
- 従来のレーザーでは治療が難しかったマルチカラーに対応
- 従来のレーザーよりも少ない回数で治療が可能となりダウンタイムも少ない
赤色 | 橙色 | 黄色 | 緑色 | 青色 | 紫色 | 茶色 | 黒色 | |
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Qスイッチ | × | × | × | △ | △ | × | ○ | ○ |
ピコウェイ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ピコウェイによる刺青除去はこんな方に適応
- 昔に入れた刺青を消したい
- 結婚や就職等ライフステージの変化
- プールや温泉に行きたい
- 以前に治療したがまだ残っている
- 手術による治療は抵抗がある
- 手術での治療が難しい場所に刺青がある
概要
- 初診
- 医師の診察を行います。治療箇所の確認、色調の確認、いつまでに消したいか等を問診
- 麻酔
- 治療前に希望があれば麻酔クリーム(別途費用必要)30分塗布します
- 所用時間
- 範囲により異なる
- 治療時
- 冷却しながら照射
- 治療後
- 軟膏処方、皮膚症状が落ち着くまで軟膏処置を行う
当日のシャワー浴は可能。患部はなるべく濡らさない様にする - 治療期間
- 照射後、1ヶ月で検診
次の照射までは3ヶ月以上期間を開ける
治療中の日焼けは避ける
副作用・ダウンタイム
- 火傷、腫れ、出血、疼痛、水泡、内出血
- 色素沈着、瘢痕、ケロイド
- 皮膚痒み、乾燥
- 色素脱出
- 色調の不変
- 複数回回数が必要
症例写真
照射前 | 1回照射 | 3回照射 |
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照射前 | 3回照射 |
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照射前 | 6回照射 |
照射前 | 5回照射 |