ミラドライ
ミラドライとは
ミラドライは、わき汗の原因となる汗腺にマイクロ波*を照射し、熱のダメージを与える治療です。ダメージを受けた汗腺は、発達機能が停止するため、“わき汗”や“におい”を抑える事が出来ます。また、皮膚表面のクーリングゾーン・汗腺が存在するヒートゾーンにより、皮膚表面に向かう熱ダメージが抑えられ、熱損傷を防ぐシステムとなっており、安全で効果的なワキ汗治療が可能になります。
*マイクロ波とは電磁波です。他の医療分野でも用いられるエネルギーで、家庭用では電子レンジと同じ原理です。
ミラドライの照射イメージ
こんな方にお勧めです
- つり革をつかむ等、腕を上げるとき ワキの汗ジミが気になる
- エレベーターばど、人との距離が近いとき 汗のにおいが気になる
- 緊張するとき ワキ汗をかいてしまう
- 白いシャツなど、洗濯しても ワキの部分だけ黄ばんでしまう
- デオドラントやボトックス治療を定期的にしても 汗のにおいが減らない
- 手術を受けようか迷う 術後のワキの傷跡が気になる
- ワキ汗をかきやすい季節、スポーツをした時 ワキ汗が多く、服装選びに気を使う
ミラドライの特徴
- メスを使わない
手術のような、メスを使う治療ではありません - 痛みが少ない
照射する前に局所麻酔を行いますので、治療中の痛みは、ほとんどありません。
(痛みの感じ方には、個人差があります) - 日常生活に支障が少ない
日常生活に支障が出ることは、ほとんどありません。治療当日もシャワー浴も可能です。
(治療後数日は激しい運動は避けてください) - 高い効果と長い持続期間
1回の治療で長期間の治療効果が期待できます
(効果のあらわれ方と持続期間には、個人差があります)
ミラドライの効果
- 汗の量が減る
- 汗臭が減る
- 効果を実感できる
- 軽度のダウンタイム
- 1日で治療ができる
- 通院回数が少ない
冷却で皮膚へのダメージを抑えながら、汗の原因となる「エクリン腺」と臭いの原因となる「アポクリン腺」の両方の汗腺をマイクロ波の熱で破壊し消滅させます。 また、照射時には麻酔も行うので、痛みはほとんど感じません。
ミラドライ・手術・ボトックスとの比較
ミラドライ | 手術 | ボトックス | |
---|---|---|---|
効果の持続 | ◯ 長期で10年持続 |
◎ 半永久 |
△ 約6ヶ月 |
臭いへの効果 | ◎ 有効 |
◎ 有効 |
◯ 軽減 |
汗への効果 | ◎ 有効 |
△ 汗腺は除去しきれない |
◎ 有効 |
傷跡 | ◎ 残らない |
△ 多少は残る |
◎ 残らない |
ダウンタイム | ◯ 数日腫れ内出血 |
× 固定、日常生活制限あり |
◎ なし |
保険適応 | × 自費 |
◯ 治療適応の場合 |
× 自費 |
治療の流れ
治療前に医師の診察を行います。治療内容や注意事項などを説明致します。
照射後は、治療箇所の症状が何もなければ、ご帰宅して頂きます。
概要
麻酔 | 局所麻酔 |
---|---|
治療箇所 | ワキのみ |
所用時間 | 両脇 60分〜120分 |
処方 | 抗生剤、鎮痛剤、アイスパック処方(治療費に含まれる) |
推奨年齢 | 18歳以上(18歳未満でも治療は可能ですが、成長段階であり治療後も新しい汗腺が発達し、再治療が必要になる可能性があります。 |
術前注意事項 | 4日〜6日前にワキ毛の剃毛(毛が少し伸びている方が望ましい) |
術後注意事項 | 当日はシャワー浴、翌日から入浴可能 |
照射より7日間程度は治療部位へ負担をかけない | |
照射より数日間は気圧の変動を招くような行動をさける | |
通院回数 | 照射より1ヶ月検診(症状がある場合は適宜来院) |
禁忌 | ペースメーカーやその他電子機器が埋め込まれている方 |
ワキの近くに悪性腫瘍がある方 | |
妊娠・授乳中の方 | |
麻酔アレルギーの方 | |
酸素補給が必要な方 | |
ボトックス注射を3ヶ月以内に受けている方 | |
過去にワキの手術を受けた事がある方は医師の診察で判断致します | |
アレルギーや持病がある方は医師の診察で判断致します |
照射後のダウンタイム
- 照射部位の色素沈着・硬さ・つっぱり感・内出血・腫れ・疼痛・ねっ感・知覚鈍麻・痺れ感・火傷・水泡・皮膚壊死・粉瘤、毛嚢炎などの出来物
- 1回の照射で70%の方が効果を感じます。満足されない場合は2回目の治療が必要な場合もあります。
- ミラドライにより汗腺が破壊されます。破壊された汗腺は再生しないので、この部分は半永久的な効果となります。(最長で確認できている持続効果期間はや10年です)
- 毛根も破壊するので減毛効果があります
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