バスト下垂つりあげ
バスト下垂つりあげとは?
乳房吊り上げ術は下垂した乳房の形を整える治療で、乳腺をほとんど切除せずに、皮膚の切除のみで乳輪・乳頭の位置を上方に移動します。乳輪乳頭をつり上げるため、乳輪に沿って(もしくは乳輪を縮小するため乳輪内で)円型に切開し、正常位置に乳輪乳頭が来るように切開線の外側皮膚をドーナッツ状に適量切除・縫合していきます(Goes法)。傷あとは乳輪に沿った傷で、目立ちにくくなります。術後の授乳には差し支えありません。また、乳房の必要に応じてシリコンバッグ豊胸や脂肪注入による豊胸術の併用が必要な場合があります。
適応
- 乳房が垂れ下がっている
- 乳房が大きいとは思わない
- 汗疹や湿疹、擦れるなどの皮膚トラブルで悩んでいる
概要
- 麻酔:全身麻酔
- 所要時間:2〜3時間程度
- 入浴,シャワー : 翌日から可能
- 費用
副作用・ダウンタイム
- 感染、血腫、内出血
- 瘢痕、ケロイド
- 乳輪が大きく感じることがあります
- 乳輪周囲の傷は乳輪と皮膚の境界線が明瞭となり、円形(楕円形)に見える。
- 乳頭乳輪や傷周囲の知覚鈍麻
- 術前に位置について十分な説明をして納得の上、位置やおおよその乳腺除去量を決めていきますが、皮膚や乳輪乳頭の血流温存を優先するため、術後乳房の大きさや引き上げ位置が希望を下回ることがあります。