美容後遺症相談外来
オンライン診察につきまして
2024年11月より美容医療治療を受けたあとの後遺症や醜状、瘢痕等の後遺症問診診療がオンラインで可能となります。
当院の後遺症外来には全国からお悩みを抱えた方が来院されます
治療後にトラブルが起きている方、今は何も起きていないが治療をした事で今後どうなるのか不安がある方、誰にも相談できず一人で悩んでいる方、どこを受診しても診てくれない方など。美容医療治療の後遺症により精神的不安やストレスを抱えており、日常生活に影響が及んでいる方もおられます。
しかし、診察の日程が合わない、遠方でなかなか行く事が出来ない、などの理由で来院出来なかった方が多くおられましたので、この度、オンラインでの後遺症問診診療を開始する運びとなりました。
後遺症問診担当医の診察を受けて頂き、治療が必要と問診担当医が判断した場合のみ、後遺症専門医(細川先生)の診察をご案内させて頂きます。
美容外科治療を受けたあとの後遺症や出来栄えにお悩みの方は
一度ご相談ください。
- 非吸収性フィラー(アクアミドやバイオアルカミド、アクアフィリング)やヒアルロン酸などの吸収性フィラー注入による硬結や感染、拘縮、変形など、
- 豊胸術後合併症(感染、拘縮、嚢胞など)
- 二重まぶた術後(左右差、不自然な二重幅など)
- 下まぶた術後(外反、瘢痕など)
- 隆鼻術後(プロテーゼ感染など)
- その他美容外科手術後の醜形、瘢痕など
美容医療の健全化に向けて
余りに美容医療関係のトラブルが多発しているので消費者庁・厚生労働省は連名で「美容医療の施術を受ける前にもう一度」という警告文書を消費者(患者)向けに出しました。
- 使用する薬などがどのようなものか、自分でも説明できますか?
- 効果だけでなく、リスクや副作用などについても知り、納得しましたか?
- ほかの施術方法や選択肢の説明も受け、自分で選択しましたか?
- その施術は「今すぐ」必要ですか?
という4つの問いからなる文書です。私は日本形成外科学会の理事長時代などを通じて国会や厚労省に国家レベルでの美容医療の健全化政策の実施を働きかけてきました。上記の消費者庁や厚労省の警告文書や、不適切広告の取り締まり強化などはそのような活動が実を結んだものです。しかしながら、巷の美容医療は一朝一夕には変わりません。健全な美容医療を日本に根付かせるには単に提言するだけでなく、自ら実践しなければならないと考え、平成30年4月に病院長として赴任したばかりのこの総合病院で美容医療を始めることに決めたのです。しかも令和元年9月に病院が弁天町駅前に新築移転するという好機に恵まれました。
美容医療の現状
今、日本で行われている美容医療(美容外科・美容整形・美容皮膚科)には、非常に多くの問題があります。主に個人クリニックで行われていることが多いですが、医療事故も少なくありませんし、表に出てきていないトラブルも少なからずあります。阿漕な商売をしている美容クリニックもあるのが現実です。また、保険医療であれば医療の内容に関して厚労省が決めたガイドラインがありますが、美容医療(美容外科・美容整形・美容皮膚科)は自由診療ですから殆ど何も決められていません。全うな医療が行われているか否か保証はないのです。また、治療についての情報も共有されておらず、フィードバックもかかりません。
新病院の取り組み・美容医療センター
新病院では安心安全の美容医療(美容外科・美容整形・美容皮膚科)にするための様々な工夫を織り込んでおりますので、市中の美容クリニックへの受診をためらわれていた方々も安心して受診していただけるセンターになると思います。私は病院長とセンター長を兼任します。美容医療センターでの診療開始は10月1日となります。地域に限らず広域からの患者さんに来ていただけるのではないかと思っています。